人にとって恋とは戦争である。今回はそんな「しゅきぴ」達の恋を我々は取材した。(着せ恋8話)

今回の絵コンテ・演出を手掛けたのはCloverWorks作品を知る方であればしっくり来るだろう。ワンダーエッグプライオリティでアクションディレクターを務めた川上雄介氏である。今作のアニメーションプロデューサーが同じワンエグの梅原翔太氏であるから、その繋がりによるも
(梅原Pのツイートはテロップ厨なら垂涎もののものばかりなので私のブログに来てしまった暁には、フォローしていいねしまくることを強くお勧めする。)
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©福田晋一/SQUARE ENIX·「着せ恋」製作委員会
昨今の作品を取り入れられているのはカメラの存在を意識した演出であるが、それを本編の中で話されるとなんともメタい気がする。



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©福田晋一/SQUARE ENIX·「着せ恋」製作委員会
手前側をぼかして被写体の存在を浮き上がらせる手法はアニメにも通ずるものがありそうである。


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©福田晋一/SQUARE ENIX·「着せ恋」製作委員会
二人は向かい合っているのにも関わらず、カットがわざわざ分けられて同じカットに二人同時に写り込むことが無いのは、二人のコスプレに対する考え方?の違いの現れと見て取ることが出来るだろう。


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©福田晋一/SQUARE ENIX·「着せ恋」製作委員会
ショーウィンドウに映り込むジュジュちゃんとその奥にある衣装が重なる。憧れの強さとも、その先の行動を暗示したものとも取れる。
そういえば心理学での適応機制の一つに同一化というものがあったか。ストレスや悩みなどを対処するために憧れの人の姿を真似るとか言うものらしいが、もしかするとそれがコスプレという文化の一つの説明になるのかもしれない。でも小学生の頃からずっと夢を斜に構えることも諦めることも無くずっと追いかけ続けているのは筆者にはちょっと眩しすぎる。カッコいいよ…



今回の作画監督はXEBEC出身、フリーに転身後にA-1picturesで活躍される小林恵祐氏。本数の増加やスケジュールの不足などから作画監督の人数が5人以上、場合によっては10人以上も珍しくない現代で単独作監の話数を見られることは随分と貴重なような気がしてきた。氏の特徴はリアルな動作や重心移動だそうだが、今回もその例に漏れずその特徴が存分に楽しめる。



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©福田晋一/SQUARE ENIX·「着せ恋」製作委員会
スクショなのでそれだけではなんとも言えないような感じは否めないが、これだけでも髪の毛や服の皺、そして影の描き込みの凄まじさや濃さのようなものが伝わってくるだろう。他にもリアルな身体の重心移動は健在で、絵柄の統一より動きを優先したthe作画的な話数となっている。
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©福田晋一/SQUARE ENIX·「着せ恋」製作委員会
更にキャラの線の太さにも強弱がつけられていたのもお気に入り。まあエスカレーター式女子校箱入り娘ちゃんだから仕方ない(だから好きです)。

※その他
「好き」を最大限表現するために広く学ぶことを新菜くんの爺ちゃんが語っていたが、こちらも勉強になることが非常に多いです…
そんな推しへの「愛」の共通した部分でこの4人の繋がりが生まれたことが奇跡であり感動した、二期が待てないということがイギリスの毎日ABC協会による世論調査で判明した。今月のTIMEの表紙は乾姉妹で決定!!!


※多めに見てください