※ネタバレあり、実在する団体とは関係が無い可能性があります。

また五条くんがやらかした(歓喜)。
好きなものに対する引け目や後ろめたさを感じる心寿ちゃんを、どこか似た感情を持っていた五条くんは気にかける(勿論五条くんは関わりを持ってくれた人に対しては誠心誠意応える人間ですが)。

 そして本音を言った心寿ちゃんには変化が見られ、姉と同じ道へと進もうとする。憧れの姉&憧れを抱きながらも若干引け目を感じている妹という関係から、(言葉にするのは難しいですが…)自分の意思を伝えてやりたいことを見つけ、言いたいことを伝え合える関係に変化したというのは大きいのかなと。

 そして五条くんはジュジュ様のハートも奪っていきました。相変わらず罪作りな男だ…

 ちなみに、ジュジュ様の表情を写さずに耳だけ赤らめていたカットは5億点。
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©福田晋一/SQUARE ENIX·「着せ恋」製作委員会

ちなみに信頼あるサイト、TwitterのTLに並ぶ萌えアニメのスクショの中でのいいね調査隊によると、トップ5はこのようになった。

1位:顔をこっそり赤らめるやつ

2位:ヤキモチやくとこ

3位:ご飯食べるところらへん

4位:ヒロインの着替え覗きシリーズ

5位:チョロイン

なお、失格紋の最強賢者や天才王子の赤字国家再生術なども人気であった。
筆者は大衆石鹸枠時代を生きていたので、ハーレムファンタジー学園ラノベからのオタクの嗜好の変化に驚きを隠せないようだ。

 そして海夢ちゃんのヤキモチからも目が離せない。まあ心寿ちゃんはピッチピチのjcなのだから五条くんが世話を焼いてくれるのは当然と言えば当然なのだが。大人気アニメ「フラワープリンセス烈!!」では作中でのラブの影響が波及し、三角関係を示唆する演出がなされた。
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©福田晋一/SQUARE ENIX·「着せ恋」製作委員会
ラブの具合が現実世界のアニメーションにまで影響を及ぼす、ARやVRを超えたラブの姿が、そこにはあったのである。

五条くんの微妙に高校生デビューしきれなかった感じの格好に萌える海夢ちゃんのその姿から、あるオタクは喜び、あるオタクは自らにも被弾したことに気付いたという。あるオタクによれば本話のスクショ25枚のうち、16枚が海夢ちゃんのものと判明した。これはiPhoneのアルバム残量のSDGsにとって、深刻な課題である。解決されたのはオタク達の萌え不足だけである。その中身を抜き出してみても、ヤキモチ、パンツ脱ぐところ、ニッコリ顔、驚き、照れなど、驚いたことにどこにも無駄が無いのだ。そこに喜多川海夢の魅力の全てが詰まっていると考えるのも無理は無い。

○演出関連
絵コンテ:杉野垣裕菜さん
演出:中込健人さん
作画監督:助川裕彦さん


杉野垣裕菜さんは経歴が不明であるものの動画工房制作の「SELECTION PROJECT」にて絵コンテや演出を務められた経験がある。アニメP的に動画工房とどこか関係があるのかもしれない。


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©福田晋一/SQUARE ENIX·「着せ恋」製作委員会

見せ方が上手い(素人目です)。スカートの靡きを最初に出して体感的に時間を止めつつ目も引かせる。そしてジュジュ様視点と海夢ちゃん視点を切り替えて最後に口元の方に注目させ…
アニメとコスプレの相性の良さもある(まあ元が同じだし…)のかもしれないが本当にこの二人が作中のアニメから飛び出して来たように見えるほどの出来…

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©福田晋一/SQUARE ENIX·「着せ恋」製作委員会

パステルカラー、最近のリアリティを求める作品の中で用いられるのは少し珍しいような気もする。大沼心信者のとあるオタクは興奮したらしい。頭の色と周囲の色が同化し、その中の海夢ちゃんが五条くんの中のイメージ映像かのように思わせる。

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©福田晋一/SQUARE ENIX·「着せ恋」製作委員会
モブが街の空気感を上手く引き立てている…だけでなくこのカップルへの視線誘導にも一役買っているう!
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©福田晋一/SQUARE ENIX·「着せ恋」製作委員会
今回の中でも特に枚数がふんだんに使われて丁寧なアニメーション…!を感じたシーンです。全てのシーンで無いからこそ、作画リソース的にも、演出としても見せ所になって良いのでは無いのかなと…(いやCloverWorks大丈夫ですか??)


 
「恋†コスプレ†は変える。姿も、心も。」は伊達じゃない。
尊end